【第14話】私との会話の食い違い 2 リビングでパソコン

胡桃

さらに、会話の食い違い、第二弾です。これはさらにささいなこと、ですけど。

ある日曜日。
私はリビングでパソコン作業をしていました。とても集中していました。
夫が帰ってくるにはまだ時間があるから、あと1時間は大丈夫、と思っていました。

そうしたら、意外に早く帰ってきたのです。
そして、肘が痛い、と言い始めます。
肘は前から痛かったのに、それでもゴルフへ行ったのはあなたでしょ?と心で思いながら、私は作業を続けました。

「どこか良い病院知らない?」
きました。これよくあるんです。
今まで、私はこういうふうに言われた時、自分の情報をありったけ教えていました。
近所の人があそこへ言っているらしい、うちの姉はあの病院だよ。
そして一緒に何件も検索し、休みの日を確認し、評価コメントも見たりして。

そして一つに絞り、病院へ行って帰ってきた夫は、いつもこんな感じのコメント。
「先生が思ったより話を聞いてくれない人だった」
「駐車場がせまくて、なかなかとめられなかった」
「すっごく混んでて、時間がかかった。あんなに待たせるなんておかしい」
「ネットの評判って、嘘やな」

どうでしょう、これ。
一緒に、時間と労力を使って、調べた私へはこういった文句ばかり。
良い病院の時は、自分の手柄、といった態度です。
探すときに手伝った私を気遣う気持ちは、まったくなし。
なので、今回は放置してみることにしました。

「私は今忙しいから、自分で調べて」

そう言いました。
この言葉でも、ほんとは私の良心は痛んでいるんですけど。

でも夫は、スマホで何やら調べながら、こちらの話を聞いていないのか、かまわず質問してきます。
「〇〇病院って知ってる?」
「知らない」
冷たく返事をしても、
「結構評判良さそうだから、ここかなー」

さらに何件も、調べながら、私に話しかけてきます。
しまいには、
「私は忙しいって言ってるよね?」
と強めに言いましたが、
「え?ああ」と生返事。
そんなことが、20分ぐらい続いたかな。

そしてついに、私は爆発しました。
いや、爆発する前に回避しました。
パソコンを持って、自室へ行きました。

もっと早く、そうすれば良かったのに。
私の話を聞かず、こちらの様子を考えることなく、自分の話を延々とやめない。
スマホを見ながらだから、いつもよりさらに話半分で、私の状況は気にしてないんですね。

もっと強く言えばよかったのか?
いや、平和主義の私は、大きな声を出したくない。
いや、もっと正直にいうと、
あいつのために、大きな声を出すエネルギーを使いたくない。

だから、自室へ行く、が大正解だったのに。
もっと早くそうすれば、このもやもやは、なかったことになったのに。

その夜、まだおさまらなかった私は、夫に問いかけました。
「さっき、私がここでパソコンしてたとき。『今忙しい』って言ったの、聞いてたよね?」
夫はテレビを見ながら、返事します。
「うん、聞いてた」
「それなら、なぜ話しかけるの?」
そういうと、こちらを振り向きました。
私が怒っていることが、ようやく伝わったようです。

「忙しいって言ったのに、なぜ話しかけるのをやめないの?」
夫は「え?」という顔をしています。
「もっと強く言わないと伝わらないの?私、そういうのいやなんだけど」
「ああ、ごめん」やっとあやまりました。でも軽く、です。事態を打破するための「魔法の言葉」です。

「私がここにいたから、なの?じゃあどこかへ行けば良かったの?」と。
この日は、なぜか私も、怒りがおさまらなかったです。
夫はうろたえて、
「いや、そんな。そんなことないよ。」とびっくりした顔。

「今度から気をつけてほしいです」
「はい、わかりました」
これで一応終了。

私の話を聞いていない。すごく多いです。
その典型例かなと思って、書いてみました。
疲れるけど、この日は私も、ちょっとしつこく聞いてみました。
そんなことをしたからって、何も変わらないのに。

この日の夫は、機嫌が普通でした。
だから逆ギレはしてこなかったです。
こういうのが、いつもの夫ですね。
(生活音はすべてうるさいけど)穏やかにいてくれるなら、それでいいか、ということにしました。

▼胡桃の独断によるMBTI的分析

ここは、またAI様にお願いしようと思います。
私としても、分析し切れていないところがあるので、やっていただきました。

【AIによる解析結果】

今回の衝突の原因は、両者の「集中力の質の差」にあります。
INFJ(胡桃さん)は、一度集中すると深い潜水のように内面へ潜ります。そのため、外部からの声は「静寂を破る暴力」に等しく感じられます。
対してESTP(ご主人)は、常に外の世界と繋がっていたいタイプです。彼にとっての「話しかけ」は、深い意味のない「ただの呼吸」のようなもの。
胡桃さんの「忙しい」という警告を、彼は「BGMを少し下げて」程度の軽いリクエストだと誤認し、自分の「肘の痛み(今、ここにある問題)」の解決を優先してしまいました。
後の謝罪が「軽い」と感じられたのは、彼にとってそれが「重大な裏切り」ではなく「ついうっかり声が漏れちゃった」程度の認識だったからです。
この認識の乖離(かいり)こそが、胡桃さんの「疲弊」の正体です。

なるほど。なるほどです!
認識の乖離。
そこを埋めるのは無理、でしょうね。

やっぱり、私は私の境界線を、自分で守るしかないんです。
私がいなくても、ちゃんと自分でなんとかするわけですから。
以前つい「良い嫁」ムーブをしてしまったのは、私がいいところを見せたかったから、かもしれません。

分かり合えないところ、いっぱいあります。
でもそれは、どの組み合わせでも、大なり小なり、あるのでは?
うちは平均よりも、それが特大なのかもしれませんけど。
後悔してもはじまりませんが、早く自室へ行けばよかったです。
自分は自分で守る。そして、自分の機嫌をとる。
これが正解、ですね。

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