【第11話】借りた車を傷つけても、ゴルフを楽しめる夫にあきれた日

胡桃

今から数年前の、ある土曜日。
夫から「明日車を貸してくれない?」と言われました。
田舎ですから、各自の車がありますので、私のを貸して欲しい、ということです。
夫の車は車検に出していて、家になかったんです。
でも明日のゴルフに誘われたので行きたいから、とのこと。

「いいよ」と返事をして、「私の車の左側に、低い塀があるから、左に出るなら大回りしないとぶつかるから。そこは気をつけてね」と付け加えると、「わかったわかった」と返事がありました。ま、いつもの生返事だなとは思いました。

「明日は早くに出かけるから、朝食はいらないよ」と言われていました。
でも眠りが浅い私は、翌朝5時に2階の寝室の布団の中で、夫が出かける音を聞いていました。
バタバタと足音がせわしなくなり、玄関ドアの鍵をしめる音、車のドアを開ける音。
エンジンがかかり、車が動き出して、、すごい大きな音がしました。

そして、車が止まり、ドアを開ける音がして、足音がします。きっと、左の後ろのタイヤとホイールを確認しているのだろうと思いました。
そしてしばらくして、また車のドアの音がして、走り去りました。

ぶつけたな。ちゃんと忠告しておいたのに。
まあ、一応確認して、大丈夫と判断してゴルフに行ったんだな。
あの人、帰ってきたら私に正直に言うだろうか?
などと思いながら、私は二度寝しました。
もうぶつけたものは、仕方がない。
でも、私にとっての問題は、ここからです。

そして夕方。夫は上機嫌で帰宅しました。ゴルフのスコアが良かったようです。
リビングで今日のゴルフについて話しています。
10分ほどしてから、私はおもむろに話しかけました。
「何か私に言うことあるよね?」

夫ははっとした顔になり、すぐに正座。
「え?何?」と慌てています。

「タイヤぶつけたでしょ。ホイールに傷がついてない?」と言うと、

夫は頭を下げて「申し訳ありませんでした。言おうと思ってたんですけど」と。
本当に申し訳なさそうな、超反省な態度です。
うそはないんですよね。それは経験上、わかります。
でも忘れてた(!!)んですね。
信じられます?そんなこと忘れるなんて、INFJの私には考えられません。

実際、あとで見たらホイールに傷はありましたし、もっと怒っても良かったかなと思いました。
ただ、わざとではない。謝った態度は誠実ではあった。
なので結局は、まあいいか、となりました。
直すなら、夫のお小遣いからにしよう、とは思いましたけど、小さな傷でしたから、今もそのままです。

事前に子どもたちには、私が事の次第をすべて知っていることを伝えてありました。
夫が帰ってきたときから、興味津々でこちらを見ていたのを感じてました。
このやりとりをみて、二人とも爆笑でしたよ。

という、まあ、あきれたというか、私には信じられない、夫の切り替えの早さを物語るエピソードです。

もしも私が夫の立場だったら。
家族といえど、借りた車に傷をつけたわけです。しかも、忠告もされていた。
きっと一日中、ゴルフを楽しむどころではなかったでしょう。帰って家に入るときから、どういうふうに話を切り出そうかと悩んでいたと思います。

ある意味、あっぱれですね。ESTPの方は、みなさんこんな感じなのでしょうか?
うちの夫は、だいぶ強烈なのかな。

よく考えると、二度忘れてるんです、大切なことを。
私に忠告されたことを忘れ、ぶつけたことを私に言うのを忘れた。
そう思うと、ますます腹が立ちますね。

ただ、この忘れっぽさと前向きさが、営業という大変な仕事へ向かっていける強さとリンクしているのは、間違いないのです。
同僚の方々が体やメンタルをこわしてしまう話も聞こえてきますが、主人は一度もないですね。

断られたり、怒られたり。営業のお仕事は本当に大変だと思います。
すぐに忘れて、切り替えられる。
その特性が強すぎるうちの主人にとっては、まさに天職と言えるんだと思います。

▼胡桃の独断によるMBTI的分析

今は、適職を探すために、MBTIを利用することが多いらしいですね。
昔はそういう、見やすい指標みたいなものはなかったので、便利だろうなと思います。
もちろん、万能というわけではなさそうですけど。
完全にそのタイプ、という方ばかりではなく、あっちとこっちの半々ぐらい、みたいな場合もありますよね。
でも、どういう傾向というのが見えるのは、職を探すときに便利そうです。

長く生きていると、自分にはこれが合う、これが好き、というのははっきりしてきますが、若いうちは、やりたいことと適性が微妙に違っていたりして、迷うこともありそうですし。

営業にぴったりの性格と私が思う、うちの主人でも、何度も「会社を辞める」と言ってきました。周りから見て適職でも、人間関係とか、いろいろありますよね。
まあ、主人の場合は、私の想像ですけど、上司に理不尽に怒られた、みたいな感じかなって思っています。お客さんに怒られたぐらいでは、凹むことはなさそうですから。

今は転職も全然ありの時代。
まずは、やりたいことをやってみて、合わないなと思ったらまた次、でもいいような気がします。
意外と、自分のことを知らないものですよね。自分のことが一番、わからないかも。
そんなとき、MBTIで自分をまた発見して、今一度考えてみるのもいいと私は思います。

若い方だけでなく、年齢がいってからでも、好きなことを頑張る姿は素敵ですよね。
私も、今からでも、新しいことをやろうかなって思っています。お互い、がんばりましょう。

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